ミニバンよりSUVを選んでしまう理由

ミニバンの特徴

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出典:clicccar

以前はワンボックスカーと呼ばれていたミニバンは、安全性を向上させるため、運転席の前にエンジンを設置した頃からミニバンと呼ばれるようになっています。
ミニバンは車内が3列シートで、乗車定員が6人以上となっているのが特徴で、大人数の移動が容易にできること、室内空間が広く、動くリビングルームとして利用できることがメリットです。

その反面、車高が高いので走行中に車体が大きく揺れがちで、乗用車のような乗り心地は期待できない点はデメリットです。
ミニバンの代表的な車種にはトヨタのアルフォード、ヴォクシー、ノア、日産のエルグランド、セレナ、ホンダのオデッセイ、フリードがあります。

SUVの特徴

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出典:日産

スポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)を略してSUVと呼び、以前はクロカン(クロスカントリー)や4WD、RV(レクリエーショナル・ビークル)と呼ばれた一部モデルもSUVと呼ばれるようになっています。
SUVはオンロードだけでなく、悪路のオフロードも高い走行性を発揮するモデルが中心で、アウトドアに最適ですが、街乗りにも適したオールマイティなモデルもあるのが特徴です。
オフロードに強い4WDの他、燃費性が高い2WDもあります。

その反面、車体が大きいので小回りが利かない点がデメリットですが、最近は軽自動車のSUVも登場しています。
SUVの代表的な車種にはトヨタのランドクルーザー、ハリアー、日産のエクストレイル、ホンダのCR-V、三菱のパジェロ、マツダのCX-5があります。

キャンプでミニバンとSUVを比較

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ワンボックスのミニバンだと砂地やぬかるみにはまり、脱出に苦労したという話もありますので、どんな悪路でも対応できる4WDの方が安心ですし、走行も安定します。
ミニバンは確かに車内が広いですが、荷物はルーフキャリアを使うこともできますので、SUVでも問題ありません。
オートキャンプ場のように整地された場所で、行き帰りに困らなければミニバンで良いですが、行動範囲を広げるのであればSUVの方が適しています。

車内にスペースがあれば、もっと載せられると道具が増えて行きがちですが、荷室スペースが限られて入れば、道具を吟味して工夫するようになります。
例えば大きなクーラーBOXから小さなクーラーバッグ2個にしたり、2バーナーからシングルバーナーに変えたりすれば、荷物を減らすことができます。
道具が少なくなれば、キャンプの設営や撤収もラクになりますので、一石二鳥だと思います。

結局はキャンプのスタイルにより、キャンプ場ではなく、河川敷や沢でキャンプをするなら、ミニバンで走行するのはムリです。
また、オートキャンプ場でも場内に高低差がある場合、FFの大型ミニバンが坂道を上れず、タイヤが空回りするケースもあるようです。
車内後部に荷物を積み過ぎて重くなっているためと思われます。

ミニバンとSUVどちらを選ぶ?

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出典:honda

特に車種に強いこだわりがなければ、SUVがオススメです。
ミニバンと比較してSUVの方が、しっかりと安定した力強い走行性があり、コンピュータ機器の故障などについてもSUVの方が少ないとされています。
ミニバンは車体が大きい分、排気量が大きく、燃費が悪くなりがちで、その分、走行性に影響が出て来ます。

多人数を乗せられるからと、たくさんの人を乗せるとスピードが出しづらく、ムリにスピードを出すとその分燃費が悪くなるというデメリットもあります。
ミニバンは車種が豊富になっており、選択肢も多いですが、車としての性能で見た場合、SUVの方がオススメです。
排気量が同じであれば、SUVの方が比較的リーズナブルですし、走行の安定性が違います。