国産SUVと輸入車のSUV、それぞれの魅力とは

SUVは輸入車がいいのか?

出典:car.watch

元々アメリカで生まれたSUV(Sport Utility Vehicle:スポーツ・ユーティリティ・ビークル)は、輸入車のイメージがありますが、日本でも1990年代から人気が出始めました。
国内ではオフロード走行する場面が多くないため、一部の愛好者以外に注目されることはありませんでしたが、SUVの乗用車版と言えるクロスオーバーSUVの登場で、セダンやステーションワゴンに代わる存在として注目を浴びるようになりました。
さらに近年、国内外でコンパクトサイズ、軽自動車SUVも登場し、もはや流行車種ではなく、セダン&ワゴン、ミニバンに続く第3の乗用車カテゴリーとなり、クルマを購入する際、セダンやワゴンよりSUVを選ぶのがフツーとなっています。

SUVは欧州車やアメリカ車の輸入ブランドイメージがありますが、エコカーとしてハイブリッドモデルやクリーンディーゼルモデル化をいち早く進めてきた国産SUVの技術の高さもあります。
ただ、最近は欧州車にもハイブリッドモデルが増えて来ていますので、輸入車の高級感にエコカーのイメージが加わりました。
国産にするか輸入車にするかは、SUV車の基本性能、デザインや使い勝手、環境面、安全面、経済面など総合的に判断して下さい。

確かな技術で独自の進化を遂げる国産SUV

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出典:toyota

国産SUVで歴史が長く、世界に認められる本格高級車がTOYOTAランドクルーザーです。
他のSUV車の追随を許さない走破性能、重量級のボディ、本格的4WDのオフロード走行の安定感など、50年に及ぶグレードアップ技術が活かされています。
最大の魅力は広々とした室内空間で、シートアレンジにより自転車を積むこともできます。
最新モデルは電動式シートでさらにゆったりした車内空間になっています。

マツダCXシリーズはSUV車にスポーツカーの走る楽しさを掛け合わせ、CX-5はクリーンディーゼルエンジンモデルで燃費も良く、エコカーとしても評価が高いです。
走行中にタイヤからサスペンションに伝わる振動を軽減する最適なアルミホイールもポイントです。

日産エクストレイルは中型ボディながら、先進4WDシステムで、どんな道でも乗りこなす抜群の走破性を発揮します。
トランクスペースが広く、アウトドア仕様で汚れたものを積んでも、水で洗える素材で設計されています。
他にコンパクトSUVのスバルXVハイブリッド、ホンダ・ヴェゼルHVなどがあり、現在、国産SUVはエコ志向の燃費の良いSUV、コンパクトクラスのSUVに人気が集中しています。
国産SUVの乗り比べについてはこちらのサイトに詳しく掲載されていますので、一度ご覧ください。

高級感・迫力ある輸入車のSUV

出典:goo

同じ維持費をかけるなら輸入車のSUVが良いという方もいます。
自動車発祥の地、欧州では速度無制限の高速道路があり、それを意識した重厚で安全性の高さをモットーにSUVを設計しています。

ポルシェ・カイエンはポルシェ初のSUV車で、スポーツカーとしての走行性能と高級感を融合させた究極のクルマと言われます。
運転の楽しさ、環境への配慮、乗り手を満足させる高級感で日米SUVにない魅力があります。
アウディQ7はフロントが高級セダンのようなイメージながら、ミニバンのような大きなボディで、LEDライト搭載、エコカー減税対象車でもあります。

世界でもっとも自動車所有台数が多いクルマ大国のアメリカはSUVの本場で、パワー重視の排気量、重量感が魅力です。
リンカーンナビゲーターはそのアメリカ車の中でも重厚なフロントマスク、威風堂々としたボディの存在感が圧倒的です。
日本でお馴染みの大迫力SUVはハマーH2で、排気量6,162cc、車高が高く、立体感溢れる巨体ボディはアメ車SUVの決定版とも言えます。