そもそも軽SUVとは?
SUVとは「Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)」の頭文字で、日本語では「スポーツ用多目的車」ということになります。
軽SUVは軽自動車のSUVで、SUV車には3ドアと5ドアタイプがありますが、軽SUVは3ドアタイプが主流になっています。
軽の場合、車体のサイズが規定されていますので、5ドアでは大き過ぎるためです。
元々、SUV車は主にアウトドアやスポーツシーンで使用するための自動車として、アメリカで研究・開発されました。
従来のSUVはキャンプやサーフィン、スキーなどに行く際に、アウトドアグッズを一緒に積んだりするので大型タイプが多かったのですが、最近はコンパクトな軽SUVが登場しています。
外装はSUVで軽自動車に改良されていますので、以前の大型タイプより見た目がスマートになったことからも人気車種になっています。
軽自動車は一般的に女性に好まれるイメージですが、軽SUVならスポーティでスマートなため、男性にも支持されること間違いなしです。
さらに4WDの軽SUVならオフロードも快適に走行できますので、アウトドアシーンの行動範囲は広がります。
軽SUVは日常的に使用できる軽の良さと、SUVのスポーティさのいいとこ取りと言えます。
軽SUVのメリット
まず、見た目がスポーティでスマートなカッコ良さがあり、コンパクトでありながら、性能が良いという点で、軽SUVを選ぶ方が多いようですが、他にもメリットがあります。
運転姿勢がラクなので長時間運転でも疲れない
短時間の運転なら気にならなくても長距離運転になると、運転姿勢が目や肩、腰などの疲労の原因になることもあります。
その点、SUV車は運転席が高く、目線が高いため、疲れにくく、広範囲を見渡せて安全性も高いです。
車内も広く圧迫感を受けないので、長時間運転しても負担になりません。
車に高級感がある
セダンやワゴンと比べて高級感があり、内装もオシャレでリッチな雰囲気なので、運転者や同乗者の気分を高めてくれます。
雪道に適している
SUVは車高が高いので、セダンなどと比べると車体が雪に当たる可能性が少なく、雪道運転に適していると言えます。
舗装されていない山道や水たまりの道路を走行するときも、SUVなら安心して走れます。
アウトドアに最適
ある程度の積載幅があり、荷室が大きいSUVは、馬力もありますので、アウトドアで遠出するには最適です。
ちょっとしたキャンプ程度なら、オフロード仕様の車にしなくても、SUVで十分対応できます。
軽SUVのデメリット
メリットは乗る人によってはデメリットになることもあり、万人に使いやすいということではないようです。
車高が高い
軽自動車の中でも特に車高が高いため、運転者も見渡しは良いですが、乗り降りに不便で小さい子どもは特に大変だと思います。
仮に事故などトラブルが起きた場合に、すぐに降車しづらいということもあります。
立体駐車場に入れない場合がある
軽SUVのすべてではありませんが、SUV自体車高が高いので、立体駐車場に入れにくい、ときには入れないケースもあります。
大型車でもないのに駐車が制限されるのは、街中では不便です。
カーブは注意が必要
基本的に車高が高いと空気抵抗を受けやすく、カーブを曲がるときに強風が吹くと、車体が揺れるなど不安を感じることがあるかも知れません。
慣れるまではスピードを落としたコーナリングを心がけます。
価格が高い
低価格の軽自動車の中でもSUV車は価格が高めで、新車で200万円以上する車種もあります。
SUV車に乗ること自体がステータスになりますが、乗り手を選ぶ車とも言えます。